マロニエ【(フランス)marronnier】
ムクロジ科の落葉高木。樹皮は灰褐色で、葉は大きく、5〜7枚の倒卵形の小葉からなる手のひら状の複葉。初夏、赤みがかった白色の花を円錐状につける。実の殻にはとげがある。バルカン半島の原産で、街路樹な...
マロニエのはながいった【マロニエの花が言った】
清岡卓行の長編小説。パリで活躍する芸術家達の交流を描く大河小説。平成11年(1999)刊行。同年、第52回野間文芸賞受賞。
マロニル‐にょうそ【マロニル尿素】
⇒バルビツール酸
まろ‐ね【丸寝】
「まるね」に同じ。「我妹子(わぎもこ)し我(あ)を偲(しの)ふらし草枕旅の—に下紐(したびも)解けぬ」〈万・三一四五〉
まろば‐か・す【転ばかす】
[動サ四]「まろばす」に同じ。「狐、射—・されて」〈宇治拾遺・三〉
まろば・す【転ばす】
[動サ五(四)]まろぶようにする。ころがす。まろがす。「その話は銀盤に玉を—・すように」〈中勘助・鳥の物語〉 「猪(ゐ)に似たる大石を焼きて—・し落としき」〈記・上〉
まろび‐あ・う【転び合ふ】
[動ハ四]互いにころがる。ころがって寄りあう。「竹の葉におきゐる露の—・ひてぬるとはなしに立つ我が名かな」〈拾遺・恋二〉
まろ・ぶ【転ぶ】
[動バ五(四)] 1 ころがる。「犬のように—・びながら」〈有島・クララの出家〉 2 ひっくりかえる。倒れる。ころぶ。「地響して横様に—・びしが」〈紅葉・金色夜叉〉
まろ‐ぶし【丸臥し】
「丸寝(まるね)」に同じ。「まどろむ間だになかりつる草の枕の—なれば」〈東関紀行〉
まろ‐ほや【丸寄生】
寄生(ほや)の形を丸く図案化した模様。