きゅうせん‐の‐みち【弓箭の道】
武士としての道。弓馬の道。「—は迷はぬに」〈謡・八島〉
きゅうば‐の‐みち【弓馬の道】
武芸の道。また、武士道。
くさのみち【草の道】
石牟礼道子による紀行文。歴史小説「春の城」に先立ち、島原で行った取材旅行にまつわる随筆。平成3年(1991)から平成9年(1997)にかけて「熊本日日新聞」に連載。→煤の中のマリア
くじゃくのみち【孔雀の道】
陳舜臣の長編推理小説。昭和44年(1969)刊。神戸を舞台に、日英混血の女性が自身の親の過去をひもといていく。著者は本作と「玉嶺よふたたび」で第23回日本推理作家協会賞を受賞。
くなん‐の‐みち【苦難の道】
《Via Dolorosa》⇒ビアドロローサ
くぬが‐の‐みち【北陸の道】
北陸道の古い呼び名。こしのみち。くにがのみち。くるがのみち。「大彦命(おほびこのみこと)をもて—に遣(つかは)す」〈崇神紀〉
くらき‐みち【冥き途】
《「冥途(めいど)」を訓読みにした語》死者が迷って行く道。死後の世界。
けいせいかいふたすじみち【傾城買二筋道】
洒落本。1冊。梅暮里谷峨(うめぼりこくが)作。寛政10年(1798)刊。うぬぼれ者の好男子と誠実な醜男との、遊女に対する二つの態度を対照的に描き、人情本への移行の過程をも示している。
けもの‐みち【獣道】
獣の通り道。野生の動物が通ることによって自然にできる山中の道。
こし‐の‐みち【越の道】
北陸道の古称。越の国。