むかい‐づけ【向(か)い付け】
連句の付合(つけあい)手法の一。前句の趣向に対立する趣向で付句すること。→七名八体(しちみょうはったい)
むかい‐づち【向(か)い槌】
「相槌(あいづち)」に同じ。
むかいてん‐シュート【無回転シュート】
サッカーで、回転を加えないシュート。軌道が不規則に変化するため、ゴールキーパーは予測・反応がしにくく対応が難しい。強く早いキックをボールの芯に当て押し出すように蹴る。
むかい‐どなり【向(か)い隣】
通りなどを隔てて向かい合っている家。また、近隣。むこうどなり。
むかい‐ばら【向かひ腹/当腹/嫡腹】
正妻から生まれること。また、その子。「—の三郎君、十ばかりなるに」〈落窪・一〉
むかい‐び【向かひ火】
1 燃え進んでくる火の勢いを弱めるために、こちら側からも火をつけること。また、その火。「火を打ち出でて、—を著けて焼き退(そ)けて」〈記・中〉 2 怒る相手以上に怒ってみせて、相手の勢いをおさえ...
むかい‐びしゃ【向(か)い飛車】
将棋で、振り飛車の一。飛車を、先手であれば8筋に、後手であれば2筋に移す戦法。相手が居飛車で指す場合は、互いの飛車が向かい合う形になる。
むかい‐め【嫡妻/正妃】
《「向かい女(め)」の意》正妻。本妻。「わが女(むすめ)須世理毘売(すせりひめ)を—として」〈記・上〉
むかいやま‐アルドールはんのう【向山アルドール反応】
ルイス酸の触媒によって活性化したカルボニル化合物のアルドール反応。昭和48年(1973)に向山光昭が発明。重要な有機合成反応の一として知られ、現在も医薬品の合成などに広く用いられる。
むかい‐りゅう【向井流】
日本泳法の一流派。江戸初期に、幕府の船手奉行向井正綱が創始。敵前泳法として発展し、その後水練を目標とする泳法も加えられた。基本泳法は平泳ぎ・抜き手・肩差し・平水など、俗に御船手泳ぎともいう。