むぎ‐うずら【麦鶉】
麦が青々とのびる3〜4月ごろのうずら。繁殖期で、鳴き声が高く、肉は美味。《季 春》
むぎ‐うち【麦打ち】
刈り取った麦の穂を、杵(きね)や殻竿(からざお)で打って実を落とすこと。また、その殻竿。麦搗(つ)き。《季 夏》「—や哥(うた)も連なる姉妹/太祇」
むぎうち‐うた【麦打ち歌】
麦打ちのときに歌う仕事歌。日中の庭仕事なので、明るい歌詞が多い。
むぎ‐うるし【麦漆】
生漆(きうるし)に小麦粉をまぜたもの。陶磁器・漆器などの破損部の接着に用いる。
むぎうるるひに【麦熟るる日に】
中野孝次の処女小説。苦学した著者自身の青春時代を題材とする自伝的作品で、3部からなる。昭和53年(1978)刊行。翌年、第7回平林たい子文学賞受賞。