むこう‐ぎり【向こう切り】
茶室で、炉を点前畳(てまえだたみ)の客畳寄りの隅に切ること。また、その炉。
むこう‐こ【無口湖】
流出する河川をもたない湖。カスピ海・死海など。内陸湖。
むこう‐さじき【向こう桟敷】
江戸時代から明治時代の劇場で、舞台から見て正面2階の桟敷。
むこう‐ざま【向こう様】
[名・形動]《「むこうさま」とも》面と向かうこと。また、そのさま。向かい様。「—に褒めたてる」
むこうさんげん‐りょうどなり【向こう三軒両隣】
自分の家の向かい側の3軒と左右の2軒の家。親しく交際する近くの家。
むこう‐し【向日市】
⇒向日
むこうじま【向島】
東京都墨田区の地名。もと東京市の区名。隅田川東岸に位置し、百花園・白鬚(しらひげ)神社・三囲(みめぐり)神社・長命寺などがある。
むこうじま‐ひゃっかえん【向島百花園】
東京都墨田区にある公園。文化元年(1804)、骨董(こっとう)商の佐原菊塢(さはらきくう)により開園。梅やススキなどの万葉植物が集められた。昭和13年(1938)東京市に寄贈され、昭和14年(1...
むこう‐じょうちゅう【無鉤条虫】
条虫の一種。人間を終結宿主とする寄生虫。体長4〜10メートル。頭部に鉤(かぎ)がない。四つの球状の吸盤で人の腸壁に吸いつき、障害を起こす。中間宿主はウシ。肉の生食により感染。かぎなしさなだ。
むこう‐じょうめん【向こう正面】
1 向かって正面の方角や場所。前面。 2 芝居で、舞台から見て正面の客席。 3 相撲場で、土俵の正面に対して南側の所。裏正面。