向(む)こうに回(まわ)・す
相手として張り合う。敵とする。「専門家を—・して自説を通す」
無功(むこう)の師(し)は君子(くんし)は行(や)らず
《「塩鉄論」地広から》むだであると認められる場合には、君子は軍を動かさない。むだになると思われることはしないほうがよいというたとえ。
むこう‐はちまき【向こう鉢巻(き)】
結び目が額の前にくるようにして締めた鉢巻き。威勢よく物事をするたとえにもいう。「—で取りかかる」⇔後ろ鉢巻き。
むこう‐ば【向かふ歯】
上の前歯。むかば。「—まばらにして」〈浮・一代女・一〉
むこう‐ばらい【向こう払い】
「先払い2」に同じ。
むこう‐ぶんさん【無効分散】
回遊性のない動物が海水に乗って分布地域を離れて流れてくること。「死滅回遊」の新しい名称。回遊先の地域・海域で季節の変化などから死滅するが、いずれ環境の変化から定着する可能性もあると考えて、現在の...
むこう‐まえ【向こう前】
人や家などが向かい合うこと。また、そうした関係にあること。
むこう‐みず【向こう見ず】
[名・形動]将来のことを考えずに行動すること。また、そのさまや、その人。「—な発言」
むこう‐め【向こう目】
向こう側に刻んである、竿秤(さおばかり)の目盛り。また、その目盛りで量ること。⇔上目(うわめ)。
むこう‐もち【向こう持ち】
費用を相手方が負担すること。「旅費は—」