貪(むさぼ)らざるを以(もっ)て宝(たから)と為(な)す
《「春秋左伝」襄公一五年などから。宋の子罕(しかん)が、宝玉を献上されたとき、それを受けずに答えた言葉》無欲であることを、自分の大切な宝と考える。
むさぼり‐く・う【貪り食う】
[動ワ五(ハ四)]がつがつと食べる。
むさぼり‐つ・く
[動カ四]「むしゃぶりつく」に同じ。「三つ鉄輪(がなわ)で読んで見よ、と懐中へ—・く」〈浄・卯月の紅葉〉
むさ‐ぼ・る【貪る】
[動ラ五(四)]《「むさ」は「むさと」と同語源、「ぼる」は「欲(ほ)る」の意》 1 飽きることなくほしがる。また、際限なくある行為を続ける。「暴利を—・る」「惰眠を—・る」 2 がつがつ食べる。...