むかえ‐こう【迎え講】
阿弥陀如来が死者を極楽に迎えるようすを儀式化した法会。
むかえ‐ざけ【迎え酒】
二日酔いの気分の悪いのを治すために飲む酒。
むかえ‐つけ【迎え付け】
茶会で、亭主が露地の中門(ちゅうもん)を開けて、腰掛けにいる客を出迎えること。
むかえ‐と・る【迎え取る】
[動ラ五(四)]むかえて家に入れる。自分の家の一員として引き取る。「半途にして母を—・らんとするが如きであったなら」〈鴎外・渋江抽斎〉
むかえ‐の‐くも【迎えの雲】
臨終のとき、死者を迎えに阿弥陀如来が乗ってくるという、紫の雲。
むかえ‐び【迎え火】
盂蘭盆(うらぼん)に入る夕方、門前で麻幹(おがら)などをたいて精霊を迎える火。門火(かどび)。《季 秋》「—やをりから絶えし人通り/万太郎」⇔送り火。
むかえ‐びと【迎へ人】
迎えに来る人。迎えの人。「あやしく、日頃たびたび—を返し給ふかな」〈宇津保・内侍督〉
むかえ‐ぶね【迎へ船】
人を出迎えるための船。「我が舟は沖ゆな離(さか)り—片待ちがてり浦ゆ漕(こ)ぎあはむ」〈万・一二〇〇〉
むかえ‐ぼん【迎え盆】
盂蘭盆(うらぼん)で、祖先の霊を迎える日。また、その日の行事。⇔送り盆。
むかえ‐みず【迎え水】
盂蘭盆(うらぼん)で、霊を迎える祭壇に供える水。