うさぎ‐へいほう【兎兵法】
本当の兵法を知らないで、へたな策略をめぐらし、かえって失敗すること。因幡(いなば)の白兎の故事に基づく。生兵法(なまびょうほう)。うさぎびょうほう。
う‐こん【鬱金】
1 ショウガ科の多年草。高さ約50センチ。根茎は黄色で多肉。バショウに似た長い葉を4、5枚出す。秋、大きな穂を出し、緑白色の葉と数個の淡黄色の花とをつける。熱帯アジアの原産。根茎を黄色染料やカレ...
イン‐メモリアム【(ラテン)In Memoriam】
テニソンの長詩。1850年刊。妹の婚約者でもあった親友の死を悼みつつ、17年間にわたって生と死の問題をめぐる作者の心の遍歴をうたったもの。
イングーシ【Ingush】
ロシア連邦にある22の共和国の一。カフカス山脈北麓に位置し、東にチェチェン共和国、西に北オセチア共和国がある。基幹民族はイスラム教スンニー派のイングーシ人。首都マガス。ソ連時代は「チェチェノ‐イ...
うら‐み【浦廻/浦回】
《「み」は動詞「み(廻)る」の連用形から。曲がりめぐること、また、そのようになっている地形》 1 舟で浦を漕ぎ巡っていくこと。「藤波を仮廬(かりほ)に造り—する人とは知らに海人(あま)とか見らむ...
いら‐くら
[副](スル)気がいらだつさま。いらいら。「苦しいと思う程思い乱れて—した、その女である」〈二葉亭訳・めぐりあひ〉
いで‐の‐したおび【井手の下帯】
別れていた男女が、のちに再びめぐり会って契りを結ぶこと。昔、山城国の井手に使者として行った男が、少女に帯を解いて与えたが、8年後にそれを目印にして再会し、契りを結んだという大和物語にある話による。
イランイラク‐せんそう【イランイラク戦争】
国境問題、ペルシア湾岸地域の覇権などをめぐってイランとイラクとの間に起こった戦争。1980年9月のイラク軍のイラン侵攻によって開戦。1988年8月に停戦。イ‐イ戦争。イラ‐イラ戦争。
いら・つ【苛つ】
[動タ五(四)]気持ちが落ち着かなくいらいらする。いらだつ。「待ちかねて気を—・ちながら」〈二葉亭訳・めぐりあひ〉
[動タ下二]物事を早くするようにせきたてる。「下り候へ、と—・てけれども」...
イリアス【(ギリシャ)Ilias】
《「イーリアス」とも》古代ギリシャの長編英雄叙事詩。ホメロス作と伝えられる。「イリオン(トロイアの別名)の歌」の意。前8世紀ごろの成立。スパルタの美女ヘレネをめぐる、トロイア軍とギリシャ軍との1...