クセイル【Qusair】
エジプト東部の都市。紅海に面しサファガの南約80キロメートルに位置する。古代エジプト時代より紅海有数の港として栄え、スエズ運河開通以前はメッカ巡礼の主要港でもあった。現在は海岸保養地として知られ...
ザムザム‐の‐いずみ【ザムザムの泉】
《Zamzam》サウジアラビア中西部のイスラム教の聖地メッカのハラームモスクにある泉。イスラム以前からこの泉を中心としてオアシス都市が栄え、イスラム誕生後も聖なる泉として扱われるようになった。ザ...
カノ【Kano】
ナイジェリア北部の都市。カノ州の州都。14世紀以前にハウサ族の都市国家が成立し、サハラ交易の拠点として栄えた。20世紀初めにラゴスと鉄道で結ばれて農畜産物の集散地になり、同国北部の重要な商工業都...
ジッダ【Jidda】
サウジアラビア中西部の都市。紅海に臨み港湾を有す。同国第2の都市。7世紀半ば、イスラム教第3代正統カリフ、ウスマーンにより、イスラム教の聖地メッカ巡礼の海の玄関口として整備され、以降、ヒジャーズ...
き‐げん【紀元】
1 歴史上の年数を数えるときの基準。また基準となる最初の年。現在、世界的に行われているのはキリスト降誕の年を元年とする西暦(西紀)であるが、イスラム教徒は、ムハンマド(マホメット)がメッカからメ...
カーバ【Kaaba】
《立方体の意》サウジアラビア中西部の都市メッカのハラームモスクにあるイスラム教の最も聖なる所。石造の聖殿で、その壁に聖なる黒石が安置されている。「神の館」として、巡礼の目ざすところ。また、礼拝は...
シンゲッティ【Chinguetti】
モーリタニア北西部にある町。アドラル高原に位置する。12世紀から16世紀、サハラ交易の拠点として栄え、大学や図書館のある文化都市としても発展した。また、メッカ巡礼の中継地であり、イスラム教7番目...
イード‐アル‐アドハー【(アラビア)‘Īd al-Adḥā】
イスラム教の犠牲祭。イスラム暦第12月(ズール‐ヒッジャ)のメッカ巡礼の最終日の10日に行われる動物犠牲の儀礼。これに合わせて全イスラム世界の家庭でも行われる。
アル‐ウラ【Al Ula】
サウジアラビア北西部のオアシス都市。古代より香料交易の中継地として栄え、イスラム以降、メッカへの巡礼への宿場町になった。ナバテア人の古代都市の遺跡マダインサーレへの観光拠点。
イスラム‐れき【イスラム暦】
イスラム教諸国で用いられる太陰暦。ムハンマドによるメッカからメジナへの移住(ヒジュラ)を記念して、のちに陰暦のこの年の元日(西暦622年7月16日)を起点として定めたもので、ヒジュラ暦、マホメッ...