き‐げん【紀元】
1 歴史上の年数を数えるときの基準。また基準となる最初の年。現在、世界的に行われているのはキリスト降誕の年を元年とする西暦(西紀)であるが、イスラム教徒は、ムハンマド(マホメット)がメッカからメ...
クセイル【Qusair】
エジプト東部の都市。紅海に面しサファガの南約80キロメートルに位置する。古代エジプト時代より紅海有数の港として栄え、スエズ運河開通以前はメッカ巡礼の主要港でもあった。現在は海岸保養地として知られ...
クライシュ‐ぞく【クライシュ族】
《Quraysh》イスラム勃興期、メッカに居住していたアラブの部族の名。5世紀からメッカを支配。10家に分かれ、その一つハーシム家からムハンマド(マホメット)が出た。
サウジ‐アラビア【Saudi Arabia】
《サウド家のアラビアの意》アラビア半島の大半を占める国。正称、サウジアラビア王国。首都リヤド。1932年イブン=サウードが建国。国土の大部分は砂漠で、遊牧民が多い。ペルシア湾岸は世界有数の油田地...
ザムザム‐の‐いずみ【ザムザムの泉】
《Zamzam》サウジアラビア中西部のイスラム教の聖地メッカのハラームモスクにある泉。イスラム以前からこの泉を中心としてオアシス都市が栄え、イスラム誕生後も聖なる泉として扱われるようになった。ザ...
シンゲッティ【Chinguetti】
モーリタニア北西部にある町。アドラル高原に位置する。12世紀から16世紀、サハラ交易の拠点として栄え、大学や図書館のある文化都市としても発展した。また、メッカ巡礼の中継地であり、イスラム教7番目...
ジッダ【Jidda】
サウジアラビア中西部の都市。紅海に臨み港湾を有す。同国第2の都市。7世紀半ば、イスラム教第3代正統カリフ、ウスマーンにより、イスラム教の聖地メッカ巡礼の海の玄関口として整備され、以降、ヒジャーズ...
じゅん‐れい【巡礼/順礼】
[名](スル)聖地や霊場を巡拝する旅によって、信仰を深め、特別の恩寵(おんちょう)にあずかろうとすること。また、その人。イスラム教徒のメッカ巡礼、ユダヤ教徒・キリスト教徒のエルサレム巡礼、日本の...
スエズ【Suez】
エジプト北東部の港湾都市。スエズ運河の南端にあり、紅海に面する。古代エジプト時代より交通の要地として栄え、7世紀以降、メッカ巡礼の主要港になった。中東戦争で大きな被害を受けたが、1970年代にス...
ターイフ【Ta'if】
サウジアラビア西部の都市。メッカの南東約100キロメートル、標高1500メートルの高地に位置する。避暑地として知られ、夏季には政府機能が首都リヤドから同地に移される。タイフ。