つま‐くれない【端紅】
扇や巻紙などの縁を赤く染めること。また、そのもの。
粒(つぶ)を揃(そろ)・える
すぐれた人や物を集める。
つばめ
《動詞「つばむ」の連用形から。「燕」の字を当てることが多い》とりまとめること。特に金銭を合算すること。また、収支の帳尻を合わせること。「毎月の胸算用せぬによって、—のあはぬ事ぞかし」〈浮・胸算用・一〉
つぼ・む【窄む】
[動マ五(四)] 1 細長いものの先などが、狭く小さくなる。また、開いていたものが閉じる。つぼまる。すぼむ。「口の—・んだガラス瓶」「花が—・む」 2 狭い所に引きこもって小さくなる。「駿府の...
つば‐なり【鍔鳴り】
刀を鞘(さや)におさめるとき、鍔が鯉口(こいぐち)と打ち合って発する音。
つま【夫/妻】
《「端(つま)」の意》 1 夫婦や恋人が、互いに相手を呼ぶ称。「吾(あ)はもよ女(め)にしあれば汝(な)を置(き)て男(を)はなし汝を置て—はなし」〈記・上・歌謡〉 2 動物のつがいで、互いの相...
つば・む
[動マ下二]物事をひとつにまとめる。特に、金銭を合算する。「そこらを丁度千両に—・め」〈浮・曲三味線・三〉
つばきやま【椿山】
乙川優三郎の短編小説集。平成10年(1998)刊。表題作のほか、「ゆすらうめ」「白い月」など四つの短編時代小説を収める。
つね・る【抓る】
[動ラ五(四)]つめや指先で皮膚を強くはさんでひねる。つめる。「手を—・る」 [可能]つねれる
つの‐ぐ・む【角ぐむ】
[動マ四]草木の芽が角のように出はじめる。葦(あし)・荻(おぎ)・薄(すすき)・真菰(まこも)などに多くいう。「—・む蘆(あし)のはかなくて枯れ渡りたる水際に」〈栄花・岩蔭〉