また‐ぞろ【又候】
[副]《副詞「また」に「そうろう」が付いた「またぞうろう」の音変化》同じようなことがもう一度繰り返されるさま。あきれた気持ちや一種のおかしみを込めていう。またしても。またもや。「—遊びの虫が騒ぎだす」
まで【詣で】
動詞「まう(詣)づ」の未然・連用形「まうで」の音変化。→詣(もう)でる「つねに—まほしうなりて」〈枕・三三〉
まっと
[副]もっと。もう少し。「何故(なぜ)お愛様は—内のお嬢様を冷かさぬか」〈堺利彦・蝶くらべ〉
ま‐づき【真搗き/真舂き】
水に浸して軽くついた麦を日に干し、もう一度水に浸して、再びつくこと。また、そのもの。「—にして二俵まで今日も運ばせ」〈浮・一代男・七〉
まで・く【詣で来】
[動カ変]「もうでく」に同じ。「右の大殿よりいと恐しきことの聞こえ—・来(こ)しに」〈源・夕顔〉
また‐と【又と】
[副](あとに打消しの語を伴って) 1 同じような事態はもう起こらないだろうという気持ちを表す語。二度とふたたび。「彼らとは—会うことはないだろう」 2 同じような事物は、ほかにはないだろうとい...
ま‐ちっと
[副]《「まちと」の音変化》いますこし。もうすこし。「謀反ノ起コリヲ—オ語リアレ」〈天草本平家・一〉
まで【迄】
[副助]名詞、活用語の連体形、一部の助詞などに付く。 1 動作・事柄の及ぶ距離的、時間的な限度・範囲・到達点を表す。「ここ—来れば安心だ」「明日—待ってください」「東京から大阪—三時間かかる」...
まで‐も【迄も】
[連語]《副助詞「まで」+係助詞「も」》 1 …にしても。…であっても。「成功しない—、もう一度試してみたい」「用ゐさせ給はぬ—、…この由(よし)を告げ申し侍らむとて」〈源・明石〉 2 …する必...
まる‐どり【丸取り】
[名](スル)残さずにすっかり取ること。「もうけを—する」