いっ‐き【一簣】
一つのもっこ。また、もっこに1杯の分量。わずかな量のたとえ。→九仞(きゅうじん)
九仞(きゅうじん)の功(こう)を一簣(いっき)に虧(か)く
《「書経」旅獒から》高い山を築くのに、最後のもっこ1杯の土が足りないために完成しない。長い間の努力も最後の少しの過失からだめになってしまうことのたとえ。 [補説]「簣」は、もっこ、「虧」は、欠に...
あい‐ぼう【相棒】
1 駕籠(かご)やもっこなどを一緒にかつぐ相手。 2 一緒に仕事などをする相手。仲間。パートナー。
もっこ‐ふんどし【畚褌】
短い長方形の布の前後にひもを通し、腰の脇で結ぶようにした褌。もっこうふんどし。
か‐もん【窠紋】
有職文様の一。数個の円弧形をつなぎ合わせた中に、唐花や花菱などを入れたもの。木瓜(もっこう)ともいわれ、家紋として用いる。→木瓜
かる‐こ【軽籠】
縄で編んだ目の粗い網の四隅に、棒を通す縄をつけた、土石運搬用の道具。もっこ。
か【窠】
瓜を輪切りにした形に似た文様または紋所。一説に、蜂の巣の形ともいう。窠の紋。木瓜(もっこう)。
じょし‐たい【徐氏体】
中国の花鳥画の一様式。徐熙(じょき)・徐崇嗣(じょすうし)に始まるもので、没骨(もっこつ)の技法を特色とする野趣に富む画風。野逸体(やいつたい)。→黄氏(こうし)体
うまのすず‐くさ【馬の鈴草】
ウマノスズクサ科の蔓性(つるせい)の多年草。原野や土手などに生え、葉は心臓形で先がとがり、臭気がある。夏、緑紫色のらっぱ状の花を開く。実は球形で、熟すと基部から六つに裂け、馬につける鈴に似る。漢...
こうろく‐てんさい【鉤勒塡彩】
中国画の技法の一。対象を輪郭線で縁取り、その内側を彩色するもの。特に、花鳥画における黄氏体(こうしたい)の典型的な手法で、徐氏体の没骨(もっこつ)とともに、二大技法とされる。