もと‐つ‐ひと【元つ人】
以前から親しくしている人。また、昔、親しくしていた人。「かばかりなる—をおきて」〈源・浮舟〉
もと‐づ・く【基づく】
[動カ五(四)] 1 それが基となって起こる。起因する。また、それを根拠・基盤とする。「政治の介入に—・く相場の変動」「規則に—・く処理」 2 近づく。到達する。「この舟に—・きしかひもなく、帰...
もと‐づめ【元詰(め)】
製造元・醸造元などで瓶や缶に製品を詰めること。また、その品。
もと‐で【元手】
1 事業などを始めようとするときに必要な金銭。資金。「わずかな—で商売を始める」「—がかかる」 2 生活するためや利益を得るためのもとになるもの。資本。「からだが—の商売」
もと‐どおり【元通り】
[名・形動]以前と同じ形や状態であること。また、そのさま。副詞的にも用いる。「—な(の)姿」「—元気になる」
もと‐どり【髻】
《「本取り」の意》髪を頭の上に集めて束ねた所。また、その髪。たぶさ。
髻(もとどり)放(はな)・つ
冠や烏帽子(えぼし)をかぶらず、髻をあらわにする。礼儀に反する行為とされる。「資行判官—・って、おめおめと大床の上へ逃げのぼる」〈平家・五〉
髻(もとどり)を切(き)・る
出家する。
もと‐な
[副]《「もと」は根本の意。「な」は形容詞「無し」の語幹》 1 わけもなく。みだりに。「なにしかも—とぶらふ」〈万・二三〇〉 2 しきりに。むやみに。「いづくより来りしものそ目交(まなか)ひに—...
もと‐なり【本生り/本成り】
植物の蔓(つる)や茎の根に近い方に実がなること。また、その実。⇔末生(うらな)り。