あま‐くち【甘口】
[名・形動] 1 比較的甘みの強い、または塩分や辛みをおさえた味加減。また、そのもの。「—の酒」⇔辛口。 2 甘いものを好むこと。また、その人。甘党。⇔辛口。 3 人の気にいるような口ぶり。口先...
あられ‐まつばら【霰松原/安良礼松原】
大阪市住之江区安立(あんりゅう)付近にあった松原。「あらら松原」の変化したものか。[歌枕]「霰打つ—住吉(すみのえ)の弟日娘(おとひをとめ)と見れど飽かぬかも」〈万・六五〉
うき‐た・つ【浮(き)立つ】
[動タ五(四)] 1 心楽しく、うきうきして落ち着かない状態になる。「旅行を前にして心が—・つ」 2 気持ちがうわずる。そわそわする。「反撃を受けてチームが—・つ」 3 周りのものから区別されて...
うち‐わたり【内辺】
1 内裏(だいり)。禁裏。宮中。「—などにて、はかなく見給ひけむ人を」〈源・紅葉賀〉 2 帝。天皇。「かくつれなきものから、—にも聞こし召して」〈源・総角〉
がっ‐そう【合奏】
[名](スル)二つ以上の楽器で一つの曲を演奏すること。二重奏・三重奏などの小規模なものから、管弦楽のように大規模なものまで、種々の形態がある。「ピアノとバイオリンで—する」→独奏 [補説]作品名...
かいりょう‐ふじたスケール【改良藤田スケール】
竜巻による被害の規模を表す藤田スケールの改良版。1971年にシカゴ大学の藤田哲也が提唱した藤田スケールに代わり、米国国立気象局が2007年より新たな尺度として採用。詳細な被害調査に基づき、風速と...
おんたいち‐せい【恩貸地制】
ローマ帝政末期から中世にかけて欧州各地で行われた風習で、一定の奉仕の代償として、主君が家臣に土地の使用権を貸与したこと。期限付きのものから、終身・世襲のものへと拡大され、封建制度成立の要素となった。
おんな・し【女し】
[形シク]いかにも女らしい。「いとおほどかに—・しきものから、気色づきてぞおはするや」〈源・野分〉
おん‐せん【温泉】
1 地熱のために、その土地の平均気温以上に熱せられた地下水。さまざまな泉質があり、浴用または飲用することで治療・健康増進の効果がある。日本の温泉法ではセ氏25度以上のものか、特定の溶存物質が一定...
かく‐ばかり【斯く許り】
[連語]こんなにまで。これほどまでに。「—すべなきものか世の中の道」〈万・八九二〉