きゅう‐めい【窮命】
[名](スル)非常に苦しい目にあうこと。運命がきわまること。「このうえ—させられてたまるものか」〈万太郎・春泥〉
グラス‐ハーモニカ【glass harmonica】
ガラスをぬれた指などで擦って音を出す楽器。ガラスのコップなどを並べただけのものから、機構的に組み立てられたもの、また鍵盤(けんばん)で操作するようなものまである。
くも‐の‐す【蜘蛛の巣】
クモのかけた網。くものあみ。《季 夏》
くら‐がえ【鞍替え】
[名](スル) 1 遊女や芸者が他の店に勤めの場所をかえること。「いっそ他の楼(うち)へ—でもしようかと」〈荷風・夢の女〉 2 仕事・商売・所属などを、それまでのものから別のものにかえること。「...
くま‐な・し【隈無し】
[形ク] 1 影や曇りがない。隠れるところがない。「月は—・きをのみ見るものかは」〈徒然・一三七〉 2 隠し隔てがない。わだかまりがない。「好色事(すきごと)ども、かたみに—・く言ひ表し給ふ」〈...
きょう‐こつ【軽忽/軽骨】
[名・形動] 1 かるがるしいこと。軽はずみなこと。また、そのさま。けいこつ。「忽ちきゃっきゃっと—な声を発し」〈二葉亭・浮雲〉 2 ばかげたこと。とんでもないこと。また、そのさま。「なう—や、...
くださ・れる【下される】
[動ラ下一][文]くださ・る[ラ下二]《動詞「くだ(下)す」の未然形に助動詞「れる」が付いたものから》 1 《「れる」が尊敬の意の場合》「与える」「くれる」の尊敬語。「くださる」よりも敬意が強い...
さ・く【離く/放く】
[動カ四]間を離す。離して遠ざける。また、仲を隔てる。「行くさには二人我が見しこの崎をひとり過ぐれば見も—・かず来(き)ぬ」〈万・四五〇〉 [動カ下二] 1 に同じ。「天の原踏みとどろかし...
さし‐たる
[連体]《動詞「さ(指)す」の連用形+完了の助動詞「たり」の連体形から。特に指定した、が原義》 1 (あとに打消しの語を伴って用いる)取り立てていうほどの。さほどの。「—相違もない」「—用事もな...
か‐と【過渡】
古いものから脱して新しいものへ移り変わる途中。