おだい‐がい【御台匙】
飯を盛るのに使う杓子(しゃくし)。飯匙(いいがい)。「もはやそのままこれの家主になれ。明日から—を渡さうぞ」〈咄・醒睡笑・六〉
かす‐かす
[形動]果物などが、ほとんど水分がなくなってそのものらしい味がしないさま。「—なリンゴ」
[副](スル) 1
に同じ。「—したナシ」 2 それが限界で、もはやゆとりのないさま。すれすれ。ぎ...
きれい‐ごと【綺麗事】
1 実情にそぐわない、体裁ばかりを整えた事柄。「もはや—では済まされない」「—を並べる」 2 手際よく美しく仕上げること。「—でなくってはいけねえから、折角骨を折って詰めさせたに」〈滑・八笑人・初〉
きゅう‐ぶん【旧聞】
耳新しくない、古い話。以前に聞いた話。「もはや—に属する話」
観念(かんねん)の臍(ほぞ)を固(かた)・める
もはやこれまでとあきらめ、覚悟する。
門(かど)を塞(ふさ)・ぐ
不義理をして、その家へ行くのが恥ずかしくなる。「もはや方々の—・げた所で、どこへ無心言はうやうもないが」〈続狂言記・昆布布施〉
そく【息】
むすこ。子息。「君の処(とこ)の—もはやく洋学をまなばせなせえ」〈魯文・安愚楽鍋〉
ち‐いん【知音】
《中国の春秋時代、琴の名人伯牙は親友鍾子期が亡くなると、自分の琴の音を理解する者はもはやいないと愛用していた琴の糸を切って再び弾じなかったという「列子」湯問などの故事から》 1 互いによく心を知...
らっかん‐し【楽観視】
[名](スル)物事の先行きがよいほうに向かうとみなすこと。心配しなくてよいと考えること。「市場縮小はもはや—できない」
も
[副] 1 「もう3」に同じ。さらに。いま。「—少し待とう」「—一ついかがですか」 2 「もう1」に同じ。もはや。「東京へは、—二十年も出ん」〈漱石・草枕〉