もや【靄】
大気中に無数の微小な水滴が浮遊し、遠方がかすんで見える現象。気象観測では視程1キロ以上の場合をいい、1キロ未満の霧と区別する。
も‐や【母屋/身屋/身舎】
1 寝殿造りで、庇(ひさし)に対し、家屋の主体をなす部分。 2 離れ・物置などに対し、住居として用いる家。おもや。本屋(ほんや)。 3 棟木(むなぎ)・軒桁(のきげた)に平行し、垂木(たるき)を...
も‐や【喪屋】
1 墓の近くに造った、遺族が喪中を過ごす家。 2 本葬まで死体を安置しておく所。もがりのみや。あらき。「乃ち其処に—を作りて」〈記・上〉
もや
[間助]《係助詞「も」+間投助詞「や」から。上代語》名詞、活用語の終止形、助詞に付く。強い感動・詠嘆を表す。…(も)まあ。「我は—安見児(やすみこ)得たり皆人の得かてにすといふ安見児得たり」〈万...
も‐や
[連語]《係助詞「も」+係助詞「や」》名詞、副詞、活用語の連用形に付く。…のだろうか。…のではなかろうか。「聖教(しゃうげう)の細やかなる理(ことわり)、いとわきまへず—と思ひしに」〈徒然・一四一〉
もやい【舫い】
もやうこと。また、そのための綱。むやい。もや。「—をつなぐ」「—を解(と)く」
もやい【催合い/最合い】
共同で一つの事をしたり一つの物を所有したりすること。あいあい。おもやい。「墨ヲ—ニ使ウ」〈和英語林集成〉
もやい‐かかり【舫い繋り】
1隻の船から錨(いかり)を下ろし、この船に他の船がつなぎ合わされて、幾艘(そう)もの船が停泊すること。
もやい‐ぐい【舫い杭】
船をつなぎとめるための杭。かせ。
もやい‐づな【舫い綱】
船をつなぎとめるのに用いる綱。やりて。てやす。