もたれ‐あ・う【凭れ合う/靠れ合う】
[動ワ五(ハ四)]互いによりかかり合う。「—・って互いを甘やかす」
もたれ‐かか・る【凭れ掛(か)る/靠れ掛(か)る】
[動ラ五(四)] 1 からだの重みをあずけるように寄りかかる。「肩に—・る」 2 独立しないで他に頼る。甘えてすっかり頼る。「他人の好意に—・る」
もたれ‐こ・む【凭れ込む/靠れ込む】
[動マ五(四)]相手にすっかり寄りかかる。寄りかかるようにして倒れ込んだり入り込んだりする。「ふところに—・む」
もた・れる【凭れる/靠れる】
[動ラ下一][文]もた・る[ラ下二] 1 人や物に自分のからだの重みをあずける。寄りかかる。「柱に—・れる」「籐椅子に—・れる」 2 食べた物が消化されないで胃に残り重苦しく感じられる。「食べ過...
もだ【黙】
1 黙っていること。「大海(おほみ)よろこびて自ら—ある事能はずして」〈雄略紀〉 2 何もしないでぼんやりしていること。「—もあらむ時も鳴かなむひぐらしの物思ふ時に鳴きつつもとな」〈万・一九六四〉
もだえ【悶え】
もだえること。煩悶(はんもん)。「胸の—」「断末魔の—」
もだえ‐じに【悶え死に】
[名](スル)もだえ苦しみながら死ぬこと。もんし。
もだ・える【悶える】
[動ア下一][文]もだ・ゆ[ヤ下二]苦痛などのあまりからだをよじる。思いわずらって苦しむ。煩悶(はんもん)する。「激しい痛みに身を—・える」「道ならぬ恋に—・える」
もだ‐くだ
思い悩んでさっぱりしない気持ち。「胸のうやもや、—を、払うも払わぬも」〈二葉亭・浮雲〉
もだ・す【黙す】
[動サ五(四)] 1 口をつぐむ。だまる。「—・して語らず」 2 そのままにしてかまわないでおく。無視する。「主命—・し難く、詮方(しかた)なしに彼方へ引返した」〈小杉天外・はやり唄〉 [補説]...