つつまし‐やか【慎ましやか】
[形動][文][ナリ]しとやかなさま。つつましいさま。「—な娘さん」 [派生]つつましやかさ[名]
つづま‐やか【約まやか】
[形動][文][ナリ] 1 簡潔で要を得ているさま。てみじかなさま。「歎願なせる趣きを右小弁家の宛(あて)にして最(いと)—に記されたり」〈染崎延房・近世紀聞〉 2 控えめで質素なさま。つつまし...
つま‐やか
[形動ナリ]こぢんまりしたさま。「鎧かろげに着なし、小具足—にして」〈保元・上〉
つや‐やか【艶やか】
[形動][文][ナリ]光沢があって美しいさま。「—な肌」 [派生]つややかさ[名]
なえ‐やか
[形動ナリ]「なよやか」に同じ。「—なる直垂(ひたたれ)の腰つき」〈延慶本平家・二末〉
なが‐やか【長やか】
[形動][文][ナリ]いかにも長いさま。「或いは—に説述(ときの)ぶる場合もあるべし」〈逍遥・小説神髄〉
なご‐やか【和やか】
[形動][文][ナリ]ものやわらかなさま。穏やかなさま。「—な家庭」「話し合いは—に進んだ」
など‐やか
[形動ナリ]おとなしく、おっとりしたさま。穏やかなさま。なごやか。「人々の気質で—にうるはしきもあり」〈ひとりね・下〉
なび‐やか
[形動ナリ]優美であるさま。「若き女房の、みめかたち—なるが」〈沙石集・二〉
なま‐やか【生やか/艶やか】
[形動ナリ]若々しく美しいさま。なまめいたさま。「いと—なる女房一人臥したりけり」〈著聞集・一二〉