じん‐ぎ【仁義】
1 仁と義。儒教道徳の根本理念。 2 道徳上守るべき筋道。「—にもとる行為」「—を重んじる」 3 他人に対して欠かせない礼儀上の務め。義理。 4 《「辞宜(じんぎ)」からか》ばくち打ち・香具師(...
しるし‐の‐すぎ【験の杉/標の杉】
1 杉の葉を集めて丸くし、酒屋の軒にかけてしるしとしたもの。さかばやし。 2 伏見の稲荷神社にある神木の杉。参詣者がその枝を折って帰り、久しく枯れなければ願いが成就するとされた。「御堂の方より、...
しれ‐がま・し【痴れがまし】
[形シク]ばかげている。ばからしい。「かうのみ—・しうて、出で入らむもあやしければ」〈源・夕霧〉
しら‐ばやし【白囃子】
「修羅囃子(しゅらばやし)」のなまった言い方。
しょんがえ‐ぶし【しょんがえ節】
流行歌の一。一節の最後に「しょんがえ」という囃子詞(はやしことば)をつける。江戸初期から明治時代まで歌詞・曲調を変えてうたわれた。
しら‐たま【白玉】
1 白色の玉。特に真珠をいう。 2 白玉粉を水でこね、小さく丸めてゆでた白い団子。冷やして砂糖をかけたり、冷たい砂糖水に入れたりして食べる。《季 夏》「—にとけのこりたる砂糖かな/虚子」 3 「...
気色(けしき)あ・り
1 一風変わっていて趣がある。「式部が所にぞ、—・ることはあらむ」〈源・帚木〉 2 普通でない。あやしげである。「これは盗人の家なり、あるじの女、—・る事をしてなむありける」〈更級〉
げざ‐おんがく【下座音楽】
歌舞伎の効果音楽。唄・合方(あいかた)・鳴り物に大別され、三味線・笛・太鼓などを用い、舞台下手の黒御簾(くろみす)の中で演奏する。幕の開閉、人物の出入り、せりふその他の舞台演技の効果を上げるため...
たかはし‐るみこ【高橋留美子】
[1957〜 ]漫画家。新潟の生まれ。少年及び青年向けの漫画を描く女流の第一人者。コメディータッチのSFやスラップスティック、現代の若者の恋愛など多様なジャンルを描き、絶大な人気を得る。代表作「...
恨(うら)みを飲(の)・む
《江淹「恨賦」から》恨みの気持ちを心の中にこめている。くやしい気持ちをこらえる。