まち‐あぐ・ねる【待ち倦ねる】
[動ナ下一]「まちあぐむ」に同じ。「—・ねた通知がやっと来た」
はな・れる【放れる】
[動ラ下一][文]はな・る[ラ下二]《「離れる」と同語源》 1 つながれていた動物などが逃れて自由になる。「犬が鎖から—・れる」 2 固定されているものがはずれて動きだす。「矢が弦を—・れる」「...
ひた‐ひた
[副] 1 水などが繰り返し静かに打ち寄せて軽くものに当たる音や、そのさまを表す語。「—と波が岸辺を打つ」 2 水が寄せてくるように物事が段々と迫ってくるさま。「敵が—(と)押し寄せる」 3 ...
ひと‐くぎり【一区切り】
物事や文章、話などが一段落すること。また、その一段落。ひときり。「仕事がやっと—ついた」
ほそ‐ぼそ【細細】
[副] 1 非常に細いさま。また、細く弱々しいさま。「—とした声」 2 かろうじて続いているさま。また、やっとのことで維持するさま。「—と山道が続く」「年金で—と生活する」
身(み)を以(もっ)て
1 自分自身で。みずから。「—範を示す」 2 からだ一つで。やっとのことで。「—難を逃れる」
はじめ‐て【初めて/始めて】
[副] 1 今までに経験していない事が起こるさま。最初に。「—人間が月に着陸した」 2 ある経験をした上で、漸くその状態になるさま。やっと。「親が死んで、—そのありがたさがわかった」 3 (下に...
ようやく【漸く】
[副] 1 長い間待ち望んでいた事態が遂に実現するさま。やっとのことで。「戦争が終わり—平和になった」 2 苦労した結果、目標が達成できるさま。かろうじて。何とか。「迷ったすえに—たどりついた」...
余喘(よぜん)を保(たも)・つ
やっと生き長らえている。また、滅びそうなものがかろうじて続いている。「岸本わずかに—・ち、菅また悄然(しょうぜん)」〈藤村・春〉
有知(ゆうち)無知(むち)三十里(さんじゅうり)
《「世説新語」捷悟から》知恵のある者とない者との差がはなはだしいことのたとえ。魏の曹操と楊修が曹娥の碑のそばを通ったとき、碑文の意味を、楊修はすぐ理解したが、曹操は30里行った後にやっとわかった...