やなぎ‐の‐ま【柳の間】
《襖(ふすま)に雪と柳の絵があったところからの名》江戸城本丸殿中の居間。大広間と白書院との間にある中庭の東側にあり、四位以下の大名および表高家(おもてこうけ)の詰め所。
やなぎ‐の‐まゆ【柳の眉】
1 柳の枝に萌(も)え出た若芽を眉に見立てていう語。 2 《「柳眉(りゅうび)」を訓読みにした語》女性のほっそりした眉。女性の美しい眉。
やなぎ‐は【柳派】
落語家の一派。麗麗亭柳橋を祖とし、一門は多く春風亭・柳亭(りゅうてい)・柳家(やなぎや)を名のった。
柳(やなぎ)は緑(みどり)花(はな)は紅(くれない)
《蘇軾「柳緑花紅真面目」から》 1 自然のままであること。 2 春の美しい景色を形容する言葉。 3 ものにはそれぞれ個性が備わっていることのたとえ。「—、さまざまの世のならはしこそ定めなき」〈浄...
やなぎはら‐りょうへい【柳原良平】
[1931〜2015]イラストレーター・漫画家。東京の生まれ。洋酒のイメージキャラクター「アンクルトリス」をデザインし、好評を博する。挿絵や絵本などのほか、船好きであることから船体のデザインも手...
やなぎ‐ば【柳葉】
1 柳の葉。りゅうよう。 2 ⇒やないば1
やなぎ‐ば【柳刃】
「柳刃包丁」の略。
やなぎ‐ばこ【柳筥】
⇒やないばこ
やなぎ‐ばし【柳箸】
正月の祝い膳(ぜん)用の、柳の木で作った太箸。折れにくく縁起がよいとされる。《季 新年》「—今年は母の亡かりけり/碧童」
やなぎばし【柳橋】
東京都台東区の地名。東を隅田川、南を神田川が流れ、神田川に柳橋が架かる。江戸時代から花柳街として繁栄。