やぶれ【破れ】
1 破れること。また、破れた部分や物。「衣服の—を繕う」 2 (ふつう「敗れ」と書く)負けること。敗北。 3 物事が成立しないこと。破綻(はたん)。「よろづのこと、先のつまりたるは、—に近き道な...
やぶれ‐かぶれ【破れかぶれ】
[名・形動]どうにでもなれという気持ちであること。また、そのさま。やけ。「—になる」「—な(の)気持ちで家を出る」
やぶれ‐がさ【破れ傘/破れ笠】
1 破れた傘や笠。 2 (破傘)キク科の多年草。山地の樹下に生え、高さ約60センチ。葉は大きく、手のひら状に七〜九つに深く裂けていて、若葉のときはすぼめた傘のように垂れる。夏、白い頭状花をまばら...
やぶれ‐ごろも【破れ衣】
破れた衣服。また、つぎはぎだらけの衣服。つづれ。
やぶれざるものたち【敗れざる者たち】
沢木耕太郎によるルポルタージュ。昭和51年(1976)刊。野球選手やボクサーなど、才能に恵まれながらも栄光をつかむことのできなかったスポーツ選手たちの姿を追う。
やぶれ‐しょうじ【破れ障子】
紙の破れた障子。「風さむし—の神無月」〈犬筑波集・冬〉
やぶれ‐そう【破れ僧】
戒律を破って恥じない僧。破戒僧。また、有髪の僧。
やぶれ‐ぞうり【破れ草履】
すり切れて、ぼろぼろになった草履。やれぞうり。
やぶれ‐ついじ【破れ築地】
こわれた築地塀。
やぶれ‐め【破れ目】
物の破れているところ。やれめ。