やぶ‐うぐいす【藪鶯】
藪にいるウグイス。冬、藪の中でチャッチャッと笹鳴きをする。笹子。冬鶯。《季 冬》
やぶ‐か【藪蚊/豹脚蚊】
双翅(そうし)目カ科ヤブカ属の昆虫の総称。樹陰にすみ、体は黒茶色で白い縞がある。日中活動し、人の血を吸う。デング熱などを媒介するものもある。ヒトスジシマカ・トウゴウヤブカなど。しまか。《季 夏》...
やぶ‐かげ【藪陰】
藪の陰になる所。やぶのかげ。
やぶ‐がらし【藪枯】
ブドウ科の蔓性(つるせい)の多年草。空き地などに生え、よく伸びて分枝し、巻きひげがあり、他の植物を覆って枯らすことがある。葉は卵形の5枚の小葉からなる鳥足状の複葉で、互生。夏、淡緑色の小花を多数...
藪(やぶ)から棒(ぼう)
《藪の中から突然に棒を出す意から》突然に物事を行うさま。だしぬけ。唐突。「—の話」 [補説]「藪蛇」との混同で、「藪から蛇」とするのは誤り。
やぶ‐かんぞう【藪萱草】
ススキノキ科の多年草。野原にみられ、高さ約1メートル。葉は2列に重なり合って出て、幅広い線形。夏、花茎を伸ばし、黄赤色の八重咲きの花を数個つける。実はできない。若葉は食用。わすれぐさ。
やぶ‐がき【藪垣】
藪のような垣。また、藪の周りの垣根。
やぶ‐きり【藪螽蟖】
キリギリス科の昆虫。体長約3.5センチ。体は頑丈で緑色、背面がやや褐色を帯びる。キリギリスに似るが、前翅(まえばね)は長い。成虫は夏に現れ、高木の上にすみ、雄はシュルルルと鳴く。
やぶ・く【破く】
[動カ五(四)]《「やぶる」と「さく」との混成語》紙や布などを、引き裂く。破る。「手紙を—・く」 [可能]やぶける
やぶ‐くぐり【藪潜り】
1 藪をくぐって行くこと。また、そのもの。 2 ⇒韮山笠(にらやまがさ)