やま‐さか【山坂】
1 山と坂。山や坂。「—を踏み越える」 2 《「やまざか」とも》山の中の坂道。
やま‐さか【山険】
山のけわしいこと。山の傾斜が急であること。また、その所。「—を設(ま)け置きて、尽(ことごと)くに防禦(ふせき)として」〈天智紀〉
やまさき‐は【山崎派】
自由民主党にあった派閥の一。近未来政治研究会の平成10年(1998)から同24年までの通称。会長は山崎拓。→石原派
やまさき‐ばし【山崎橋】
淀川に架かっていた橋。僧行基が神亀2年(725)に架けたと伝えられる。奈良時代から平安時代にかけて、交通の要衝として栄えた。
やま‐さち【山幸】
1 山でとれる獲物や山菜など。山の幸。⇔海幸(うみさち)。 2 山で獲物をとる力をもった道具。⇔海幸。「—も己(おの)がさちさち、海幸も己(おの)がさちさち。今は各さち返さむ」〈記・上〉
やまさちひこ【山幸彦】
彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)の異称。
やま‐さつ【山猟】
山の猟男(さつお)。山で狩猟をする男。猟師。山のさつお。
やま‐さなかずら【山さな葛】
山にある野生のサネカズラ。「あしひきの—もみつまで妹(いも)に逢はずや我(あ)が恋ひ居らむ」〈万・二二九六〉
やま‐さ・ぶ【山さぶ】
[動バ上二]《「さぶ」は接尾語》山らしいようすをただよわせる。「畝傍(うねび)のこの瑞山(みづやま)は日の緯(よこ)の大き御門に瑞山と—・びいます」〈万・五二〉
やま‐さん【山様】
1 江戸の下谷(したや)・品川の遊里で、上野寛永寺や芝の増上寺の坊主客のこと。「—といふは品川初会なり」〈柳多留・八〉 2 《山出しの侍の意から》江戸の遊里で田舎侍の客のこと。「侍客の—なら、ぬ...