やま‐あじさい【山紫陽花】
アジサイ科の落葉低木。山地の沢沿いなどに生え、楕円形の葉が対生する。夏、青や白色の花びら状の萼(がく)をもつ装飾花に囲まれた小花を多数つける。さわあじさい。
やま‐あそび【山遊び】
3月3日や4月8日などに山野に行って遊楽する行事。《季 春》
やま‐あらし【山嵐】
1 山から吹いてくる嵐。やまおろし。 2 柔道の手技の一。相手の同じ側の襟と袖を握って釣り込み、前隅に浮かして崩しながら、出足のくるぶし上部にあてた足で払い上げて倒す。
やま‐あらし【山荒/豪猪】
齧歯(げっし)目ヤマアラシ科の哺乳類の総称。頭胴長35〜90センチ、尾長17〜23センチ。体の上面に針状の中空の剛毛が生えている。敵が近づくと体を震わせて音をたてたり、毛を逆立てたりして身を守る...
やま‐あららぎ【山蘭】
コブシの古名。「婦(いも)と我(あれ)といるさの山の—手な取り触れそや」〈催馬楽・婦と我〉
やま‐あり【山蟻】
膜翅(まくし)目アリ科ヤマアリ亜科の昆虫の総称。山地にすむものが多い。脚は長くて歩くのに適し、腹端に毒針をもたない。幼虫は繭を作らない。クロヤマアリ・サムライアリ・ムネアカオオアリなど。《季 夏》
やま‐あるき【山歩き】
趣味として山を歩くこと。
やま‐い【山井】
「やまのい」に同じ。「限りなく解くとはすれどあしひきの—の水はなほぞ凍れる」〈拾遺・雑秋〉
やま‐い【山居】
山に住むこと。また、その居所。やまずみ。さんきょ。「あしひきの—はすとも踏み通ふ跡をも見ぬは苦しきものを」〈後撰・恋二〉
やまい【山藍】
「やまあい(山藍)」の音変化。「あしひきの—に摺(す)れる衣をば神につかふるしるしとぞ思ふ」〈拾遺・雑秋〉