やま‐もり【山盛(り)】
山のようにうず高く盛ること。また、その盛ったもの。「御飯を—によそう」
やま‐やき【山焼(き)】
春の初めに、野山の枯れ木・枯れ草を焼くこと。害虫を殺し、灰が肥料になって、新しい草の生長を助ける。《季 春》
やま‐やく【山役】
江戸時代の小物成(こものなり)の一。村中入会山などで伐採した木を対象に賦課された。
やま‐やけ【山焼け】
1 山が焼けること。山火事。 2 山の強い日差しを受けて日焼けすること。「—のした顔に白粉も塗らず」〈秋声・あらくれ〉
やま‐やま【山山】
[名]あちらこちらの山。多くの山。「—にこだまする」「甲斐の—を歩く」 [副] 1 たくさんあるさま。山ほど。「言いたいことは—ある」 2 実際はできないが、ぜひそうしたいと思うさま。「行き...
やまやま‐いり【山山入り】
《「山山」は「出」の字を分けて表したもの》出入り。主に商家が「出」の字を忌んで用いた。「金銀は—の帳と書き」〈柳多留・五二〉
やま‐ゆき【山雪】
山に降る雪。北陸地方で、平野部よりも山間部に多く降る雪。⇔里雪。
やま‐ゆり【山百合】
ユリ科の多年草。山野に自生し、高さ約1.5メートル。葉は披針形で互生。夏、白色のらっぱ状の花が横向きに開く。花の内面には赤い斑点があり、強い香りを放つ。本州の近畿地方以北に多い。鱗茎(りんけい)...
やま‐よい【山酔い】
高い山に登ったときなどに、気圧が低く酸素が少ないために体のぐあいが悪くなること。高山病。山迷い。山気(さんき)。
山(やま)粧(よそお)・う
《「臥遊録」の「秋山明浄にして粧うが如し」から》秋の山が紅葉によって色付くようすをいう。《季 秋》