ゆいしん‐の‐じょうど【唯心の浄土】
仏語。一切の存在はすべて心の現れであるという見方から、浄土も自分自身の心の現れであり、心の中に存在するという考え。
ゆいしん‐の‐みだ【唯心の弥陀】
仏語。一切の存在は心の現れであるという見方から、阿弥陀仏も自分自身の心の現れであって、心の中に存在するという考え。己心の弥陀。
ゆいしんぼうしゅう【唯心房集】
藤原頼業の家集。1巻。成立年未詳。系統の異なる複数の本が伝わる。
ゆいしん‐ろん【唯心論】
哲学で、世界の本質と根源を精神的なものに求め、物質的なものはその現象ないし仮象と見なす形而上学的、世界観的な立場。プラトン・ライプニッツ・ヘーゲルらがその代表者。⇔唯物論。→観念論
ゆい‐せき【遺跡】
1 「いせき(遺跡)1」に同じ。「五郎が—なれば、名残り惜しくは思へども」〈曽我・一二〉 2 「いせき(遺跡)3」に同じ。「—を継がせ申したきとの念願にて候」〈謡・春栄〉
ゆい‐ぞめ【結(い)初め】
新年になって初めて髪を結うこと。初結い。初髪。《季 新年》
ゆい‐だる【結い樽】
たがをはめた木製の樽。現在普通に用いられている樽をいう。→差し樽
ユイチイ【魚翅】
《(中国語)》フカのひれを乾燥させたもの。中国料理の材料。
ゆい‐ちょう【由比町】
⇒由比
ゆい‐ちょく【遺勅】
「いちょく(遺勅)」に同じ。「葬礼の御事、かねて—ありしかば」〈太平記・二一〉