ゆえ【故】
1 事の起こるわけ。理由。原因。「—あって母方の姓を継ぐ」「—のないいらだち」「—ありげな顔」 2 りっぱな経歴。由緒(ゆいしょ)。来歴。「—ある家の出」 3 趣。風情。「前栽などもをかしく—を...
ゆえ【湯坐】
《「湯うえ」の音変化で、「うえ」は「据え」と同義かという》上代、貴人の新生児に産湯をつかわせた役目の女性。一説に、湯殿に奉仕する人、貴人の子の養育者ともいう。「栲幡皇女(たくはたのひめみこ)と—...
ユエ【Hué】
⇒フエ
ゆ‐えい【輸贏】
「しゅえい(輸贏)」の慣用読み。「ましてや実際の活戦場に、—を相争う実業家にあっては」〈逍遥・内地雑居未来之夢〉
ゆ‐えき【輸液】
[名](スル)水分・電解質や栄養素などを、点滴や静脈注射などにより投与すること。また、その液。
ゆえ‐だ・つ【故立つ】
[動タ四]子細ありげに振る舞う。もったいぶる。また、風流そうにみえる。「人のかしづくむすめを、—・つ僧、しのびて語らひけるほどに」〈堤・由無し事〉
ゆ‐えつ【愉悦】
心から喜び楽しむこと。「—を覚える」「勝利に—する」
ゆ‐えつ【踰越】
[名](スル) 1 のりこえること。「一定の限界を—せざれば」〈永峰秀樹訳・代議政体〉 2 自分の分をこえること。
ゆえ‐づ・く【故付く】
[動カ四]由緒がありそうである。子細ありげである。風情がある。「あてはかに—・きたれば」〈源・夕顔〉 [動カ下二]子細ありげに振る舞う。趣をつけそえる。「おのづから一つ—・けて、し出づること...
ゆえ‐な・い【故無い】
[形][文]ゆゑな・し[ク] 1 何の理由もない。いわれがない。「—・い寂しさ」「—・くして咎めを受ける」 2 風情がない。趣がない。「大納言はむげに—・くは詠み給はじ」〈今昔・二四・三二〉 3...