あがっ‐たり【上がったり】
[名・形動]《動詞「あがる」の連用形+完了の助動詞「たり」から》商売や仕事がふるわないで、どうにもしようがなくなること。また、そのさま。「こう不景気では商売も—だ」
あんもく‐ち【暗黙知】
1 主観的で言語化することができない知識。言語化して説明可能な知識(形式知)に対し、言語化できない、または、たとえ言語化しても肝要なことを伝えようがない知識のこと。ハンガリーの哲学者マイケル=ポ...
いい‐かかずら・う【言ひ係ふ】
[動ハ四] 1 言いようがなくて困る。言いあぐむ。「耳にも聞き入れざりければ—・ひて帰りぬ」〈竹取〉 2 ものを言うことによって、かかわりをもつ。言い寄る。「とかく—・ひ出でむも煩はしう」〈源・夕霧〉
いいしら◦ず【言ひ知らず】
[連語]《動詞「いいしる」の未然形+打消しの助動詞「ず」》何とも言いようがないようす。善悪・美醜などの両方に使う。「—◦ず(=スバラシク)なまめかしう見ゆ」〈源・賢木〉 「—◦ぬ(=ツマラナイ)...
いい‐わずら・う【言ひ煩ふ】
[動ハ四]言いようがなくて苦しむ。言い悩む。言いかねる。「—・ひて、消息(せうそこ)などするこそをかしけれ」〈枕・二三七〉
いうかた‐な・し【言ふ方無し】
[形ク]言葉に表しようがない。言いようがない。「雪風—・う降り暗がりて」〈かげろふ・下〉
言(い)う事(こと)無(な)し
非の打ちようがなく、すばらしい。「この出来上がりなら—だ」
いうばかり‐な・し【言ふ許り無し】
[形ク]《古くは「いうはかりなし」》言葉で言い尽くせない。言いようがない。「木の皮、こけの衣をきて、—・きものから、ただの人に見えず」〈宇津保・吹上下〉
曰(いわ)く言(い)い難(がた)し
《「孟子」公孫丑上から》簡単には説明できない。何とも言いようがない。
いわんかた‐な・し【言はん方無し】
[形ク]《「ん」は推量の助動詞「む」の連体形》何とも言いようがない。たとえようもない。「上のつらくおはしますこと、さらに—・し」〈かげろふ・下〉