とうせい‐ぐそく【当世具足】
室町末期以降、戦国時代に多く用いられた鎧(よろい)の一様式。槍や飛び道具から身を守るため、従来の胴丸を鉄板製とし、全身を覆うための籠手(こて)・脛(すね)当てなどの小具足を付加したもの。旧来の具...
とう‐せい【等星】
星の明るさをいう呼称。以前は六つの等級に分けて、肉眼で見える最も明るい星を一等星、最も暗い星を六等星とよんだ。現在は、一等星は六等星の約100倍の光量をもつことから、五等級の差が光の強さで100...
とう‐ぜん【蕩然】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 ひろびろとしているさま。「立春の夕、地も天も—として融けんとす」〈蘆花・自然と人生〉 2 流されたようにあとかたもないさま。「先に与えたる千金の財本は—跡なく...
どう‐ぞ
[副]《副詞「どう」+助詞「ぞ」から》 1 丁重に頼んだり、心から願ったりする気持ちを表す。どうか。なにとぞ。「—お許しください」「—大学に入れますように」 2 相手に物事を勧めたり、承知・許可...
とうつうかんわ‐ケア【疼痛緩和ケア】
激しい身体的痛みに襲われる患者に対し、モルヒネや鎮痛剤を使用して痛みを取り除き、患者が楽に暮らせるようにする医療や看護をいう。疼痛を伴う末期癌(がん)患者などに対して行われる。→緩和ケア
どう‐と【道途/道塗】
みち。道路。「—に飢凍することのないように」〈中島敦・山月記〉
どうもうしょういん【童蒙頌韻】
平安後期の韻書。三善為康著。天仁2年(1109)成立。詩作に便利なように、漢字の平声の文字を配列し、4字句にして音訓を施したもの。
どう‐まる【胴丸/筒丸】
中世の鎧(よろい)の一。胴を丸く囲み、着用の際の引合(ひきあわせ)を右側に設けた歩卒用の簡便な鎧。活動に適すように草摺(くさずり)を8枚に分け、本来は袖や兜(かぶと)は具備されない。その機能と構...
とう‐ほん【騰奔】
[名](スル) 1 飛び上がるように走ること。 2 物価などが急激に上昇すること。
とうめい‐せい【透明性】
制度の運営や組織の活動状況が、第三者にはっきりとわかるようになっていること。また、その度合い。「政治資金の—を確保する」