わが‐ともがら【我が輩】
自分たちの仲間。また、わたしたち。われわれ。一人称の人代名詞のようにも用いられる。「これらは愚俗の言葉にて—はとらず」〈読・雨月・菊花の約〉
わき‐がき【脇書(き)】
1 そばに書き添えること。また、そのように書いたもの。 2 「脇付(わきづけ)」に同じ。
わき・でる【湧き出る/涌き出る】
[動ダ下一][文]わき・づ[ダ下二] 1 水が地中からわいて出る。「岩間から清水が—・でる」 2 涙などが流れ出る。「涙がとめどなく—・でる」 3 物がわいたように次々と現れ出る。「雲がむくむく...
わきめ‐づかい【脇目遣い】
横目をつかって見ること。「機械(からくり)人形の立働くように律義真正直、—もなさず」〈露伴・いさなとり〉
わ‐ぎり【輪切り】
円筒形の物を、切り口の断面が輪の形になるように切ること。また、その切ったもの。
わく【枠/框】
1 木や竹などの細い材で、器具・建具などの縁(ふち)にしたもの。かまち。「眼鏡の—」「窓—」 2 物の周囲をふちどる線。また、境などを示すため、四方を取り囲むもの。「答えを—で囲む」「黒い—の死...
わけ【戯奴】
[代] 1 一人称の人代名詞。自分を謙遜していう語。わたくしめ。「我(あ)が君は—をば死ねと思へかも逢ふ夜逢はぬ夜二走るらむ」〈万・五五二〉 2 二人称の人代名詞。目下の相手を親しみを込めて、半...
わ‐こ【和子/若子】
1 身分の高い人の男の子供。坊っちゃん。また、男の子供を親しみを込めていう語。「その侍の—、鷹いと好きにて」〈仮・仁勢物語・上〉 2 貴人の男の子供に対して、呼びかける語。二人称の代名詞のように...
わごせつのりゃくず【和語説略図】
江戸後期の文法図表。1枚。東条義門著。天保4年(1833)刊、同13年増補。「友鏡」を整理したもので、文語の活用形式を示し、各活用形の用法・接続関係を一覧できるようにまとめた図表。
わ‐さ【輪差】
ひもを輪の形に結んだもの。また、鳥獣を捕らえるためにそのように作ったもの。わな。