かち‐こ・す【勝(ち)越す】
[動サ五(四)] 1 勝った回数が負けた回数より多くなる。「千秋楽でようやく—・す」⇔負け越す。 2 競技などの途中で、相手の得点を上回る。「一点—・す」⇔負け越す。
重(おも)い腰(こし)を上(あ)・げる
気が進まないことに、ようやく取りかかる。「—・げてためこんだ宿題に取り組む」
しょう‐せい【昌盛】
盛んなこと。栄えること。「貿易ようやく—を極む」〈逍遥・内地雑居未来之夢〉
しん【震】
易の八卦(はっけ)の一。算木での形に表す。雷にかたどり、陽気がようやく動き出そうとする象(かたち)を示す。季節では春、方位では東に配する。
よう‐やっと
[副]《「ようやく」と「やっと」との合成語》かろうじて。やっとのことで。「—読み終えた」
幕(まく)を閉(と)・じる
芝居などを終えて、幕をしめる。転じて、物事が終わる。また、物事を終える。幕を下ろす。幕を引く。「長年の内戦がようやく—・じた」
へい‐ふく【平復】
[名](スル)病気が治って平常の健康に戻ること。「薬効があってようやく—する」
もうき‐の‐ふぼく【盲亀の浮木】
《大海中に住み百年に一度水面に出てくる目の見えない亀が、ようやく浮木に遇(あ)いその穴に入るという「涅槃経」などにある話から》めったに会えないこと。また、仏法に出会うことが困難であることのたとえ。
枕(まくら)を高(たか)く◦する
《「戦国策」魏策から》安心して寝る。また、安心して暮らす。「資金繰りがついてようやく—◦して眠れる」
やく‐やく【漸漸】
[副]《「ようやく」の古形》だんだん。しだいに。「しましくも良けくはなしに—に形くづほり」〈万・九〇四〉