のり・する【糊する】
[動サ変][文]のり・す[サ変] 1 糊ではる。糊づけする。 2 (多く「口を糊する」の形で)かゆをすする。かろうじて生計を立てる。「わずかの給料で、ようやく家族の口を—・する」
漸(やっ)との事(こと)で
ようやくのことで。どうにかこうにか。「—追及をのがれる」
漸(やっ)との思(おも)いで
さんざん苦労してようやく。また、限界に近いが、かろうじて。「—納期にまにあわせる」「—日々生活する」
やっ‐と【漸と】
[副] 1 長い時間や労力を費やして実現・成立するさま。ようやく。「苦心のすえ—勝った試合」 2 足りてはいるが、余裕のないさま。かろうじて。「家族を—養えるだけの給料」
日(ひ)の目(め)を◦見(み)る
それまで埋もれていたものが世に知られるようになる。また、長い間不遇だった者が世に認められるようになる。「五十年ぶりに—◦見た作品」「長年の研究がようやく—◦見る」
荷(に)を下(お)ろ・す
責任や負担を除く。責任を果たす。「懸案を解決して、ようやく—・した」
せい‐やく【成約】
[名](スル)契約が成り立つこと。また、成り立った契約。「ようやく一件—する」
ぜん【漸】
[常用漢字] [音]ゼン(呉) [訓]ようやく 1 しだいに。だんだん。「漸減・漸次・漸進・漸漸・漸増」 2 少しずつ進む。「西漸・東漸」 [名のり]すすむ・つぐ
背中(せなか)が見(み)・える
スポーツの成績や、事業・研究などの業績があがり、上位のものに追いつきそうなほど近づく。「順調に勝ちを重ね、ようやくトップの—・えてきた」
ちから‐づ・く【力付く】
[動カ五(四)]勢いがつく。気力が出る。「彼女の励ましでようやく—・いた」 [動カ下二]「ちからづける」の文語形。