はな‐におい【花匂ひ】
花のように美しく映えるようす。「秋野には今こそ行かめもののふの男女(をとこをみな)の—見に」〈万・四三一七〉
花(はな)と散(ち)・る
1 花びらのように散る。満開の桜の花がすぐに散ってしまうように、はかなく消える。「櫂(かい)のしずくも—・る」 2 転じて、潔く死ぬ。特に、戦死することをいう。「特攻機は洋上に—・った」
羽(はね)が生(は)えたよう
品物がどんどん売れるようすのたとえ。また、物や金などがどんどん減るようすのたとえ。「—に売れていく」「—に金が出ていく」
パノプティコン【panopticon】
英国の哲学者・法学者ジェレミー=ベンサムが考案した円形の監獄。中心に監視塔があり、そのまわりに独房を放射状に配したもので、囚人同士の接触はなく、常に看守の監視下にあることを意識させるようになって...
はね‐ばし【跳ね橋/撥ね橋】
1 城塞などの入り口に設け、不必要なときは綱・鎖などでつり上げておけるようにした橋。 2 船を通行させるときだけ、つり上げられるようにした橋。開閉橋。跳開橋(ちょうかいきょう)。
は・める【塡める/嵌める】
[動マ下一][文]は・む[マ下二] 1 ある形に合うように中に入れておさめる。ぴったりと入れ込む。「障子を桟に—・める」「コートのボタンを—・める」 2 ある形に合うように外側にかぶせる。環状の...
はり‐さし【針刺(し)】
裁縫用の針を使いやすいように刺しておく道具。さびないように、綿・毛髪などを布で包んで作る。針山。針立て。針坊主。
はっぽう‐にらみ【八方睨み】
1 四方八方へ目を配ってにらみをきかせること。 2 画像などの目がどの方向から見てもにらんでいるように見えること。また、そのような画像。
ゆっくり
[副](スル) 1 動作が遅いさま。「—(と)腰を上げる」「—(と)話す」 2 時間的にゆとりがあるさま。「今から行けば電車に—間に合う」「一度—お話ししたい」 3 気持ちにゆとりのあるさま。「...
ひじり‐ざま【聖様】
僧らしいようすや振る舞い。世間離れしたようす。「いと世づかぬ—にて」〈源・橋姫〉