よる‐の‐おんな【夜の女】
夜、街頭で客を求め売春をする女。
よるのかげ【夜の影】
《原題The Shadow of Night》英国の詩人チャップマンによる哲学的な叙情詩。1594年刊。
よるのかわ【夜の河】
沢野久雄の小説。昭和27年(1952)発表。京染屋の名手と妻子ある大学教授の一途な愛と別れを描く。昭和31年(1956)、吉村公三郎監督により映画化。
よるのガスパール【夜のガスパール】
《原題、(フランス)Gaspard de la nuit》 ベルトランの散文詩集。副題は「レンブラント、カロ風の幻想曲」。著者没後の1842年に刊行。 ラベルのピアノ組曲。全3曲。1908年...
よる‐の‐ころも【夜の衣】
夜、寝るときに着る衣服。また、寝間着。「蝉(せみ)の羽の—は薄けれど移り香濃くも匂ひぬるかな」〈古今・雑上〉
夜(よる)の衣(ころも)を返(かえ)・す
夜の衣を裏返して着て寝る。夢で恋しい人に会えるという俗信による。「—・しわび給ふ夜な夜な」〈狭衣・四〉
よるのさんか【夜の讃歌】
《原題、(ドイツ)Hymnen an die Nacht》ノバーリスの詩。1800年、文芸誌「アテネーウム」に発表。15歳で亡くなった婚約者ゾフィーの墓での神秘的体験に基づく作品。
よるのせみ【夜の蝉】
北村薫の連作短編集。平成2年(1990)刊行のミステリー。「円紫さんと私」シリーズの第2作。平成3年(1991)、第44回日本推理作家協会賞受賞。
よる‐の‐そこ【夜の底】
夜の深い闇をいう語。「—に姿を消す」
よるのたいこ【夜の太鼓】
石垣りんによる第3散文集。平成元年(1989)刊行。父祖の地への思いや、自作の詩などについて綴る。