より
[副]《助詞「より」から。欧文の翻訳で用いられ広まった語》一段と程度がまさるさま。いっそう。「他の者に比べて、彼は—勤勉だ」「—よい社会」
より
[格助]名詞、活用語の連体形、副詞、一部の助詞などに付く。 1 比較の標準・基準を表す。「思った—若い」「以前—腕があがった」「おなじ程、それ—下﨟(げらふ)の更衣たちは、まして安からず」〈源・...
より【度】
[接尾]助数詞。回数を数えるのに用いる。たび。回。「僧も俗もいま一—とよみて、額をつく」〈紫式部日記〉
より‐あい【寄(り)合(い)】
1 人が集まること。ある目的をもって集まること。また、その集まり。会合。集会。「同業者の—がある」 2 種々雑多なものの集まり。「—世帯」 3 相撲で、双方の力士がたがいに寄ること。 4 中世・...
よりあい‐がき【寄合書(き)】
数人が合作で一つの書画をかくこと。また、その書画。
よりあい‐きもいり【寄合肝煎】
江戸幕府の職名。若年寄の支配下にあって、寄合5の各組を分掌・監督した。
よりあい‐ぐみ【寄合組】
江戸時代、寄合肝煎(きもいり)の監督のもとに、寄合5をもって組織したもの。
よりあい‐こさく【寄合小作】
江戸時代、他人の田畑を二人以上の者が共同で借りて耕作したこと。
よりあい‐しゅう【寄合衆】
鎌倉中期以後、北条氏私邸に集まって国政を評議した者たち。北条一門やその有力家臣などで構成された。
よりあい‐じょたい【寄(り)合(い)所帯】
1 いくつかの所帯が1か所に集まって暮らすこと。 2 主義・系統・所属などを異にしたものたちが、一つの組織を形成すること。「—の内閣」