らち【埒】
[音]ラチ(慣) ラツ(慣) レツ(漢) 〈ラチ〉仕切りの垣。囲い。また、範囲。限界。「埒外・埒内/馬埒・不埒」 〈ラツ〉囲い。限界。「放埒」 [補説]「埓」は俗字。
らち【埒】
1 馬場の周囲に巡らした柵。 2 物の周囲に、また仕切りとして設けた柵。駅の改札口付近の柵など。 3 物事の区切り。また、限界。「職権の—を超える」
ら‐ち【拉致】
[名](スル)むりやりに連れていくこと。らっち。「何者かに—される」
らち‐あけ【埒明け】
物わかりがよくて、何事にも手際がよいこと。また、その人。「ことさら理に暗からねば諸事に—にして」〈浮・武家義理・一〉
ラチェット【ratchet】
《歯止めの意》「爪車(つめぐるま)」に同じ。
ラチェット‐こうか【ラチェット効果】
《ラチェットは、歯止めの意》物価が上昇して実質的な購買力が低下したり、増税などで可処分所得が減少したりしても、貯蓄を取り崩すなどして、消費者がそれまでの消費水準をしばらくの間維持しようとすること...
ラチェット‐ハンドル【ratchet handle】
ラチェット機構のついたソケットハンドル。→ラチェットレンチ
ラチェット‐めがねレンチ【ラチェット眼鏡レンチ】
ラチェット機構のついた眼鏡レンチ。→ラチェットレンチ
ラチェット‐レンチ【ratchet wrench】
ラチェット機構のついたレンチ。一方向に回すと締まり、逆方向には空回りするため、ハンドルの往復運動だけでボルトなどを締めることができる。
ラ‐チェトラ【(イタリア)La cetra】
ビバルディのバイオリン協奏曲集。第1集、第2集合せて全12曲からなる。1728年刊。神聖ローマ皇帝カール6世に献呈。題名は古代ギリシャの撥弦楽器キタラを意味し、音楽の象徴として用いられている。