りゅう‐ねん【流年】
1 流れ去っていく年月。「もはら—に感じて心最も苦しぶ」〈菅家文草〉 2 年齢。とし。「いまだ—盛んなれば」〈浮・武家義理・六〉
りゅう‐ねん【留年】
[名](スル)学生が進級・卒業するのに必要な単位を取得しないで、原級にとどまること。「就職が決まらず—する」
りゅう‐のう【竜脳】
1 樟脳(しょうのう)に似た芳香をもつ無色の昇華性の結晶。リュウノウジュの材を蒸留して得られ、人工的には樟脳・テレビン油から合成。香料などに用いられる。ボルネオ樟脳。ボルネオール。 2 「竜脳樹...
りゅうのう‐ぎく【竜脳菊】
キク科の多年草。山地の日当たりのよい所に生え、高さ30〜60センチ。全体に白い毛があり、茎や葉に竜脳のような香りがする。葉は広卵形で三〜五つに裂けている。秋、周囲が白、中心が黄色の頭状花が咲く。
りゅうのう‐じゅ【竜脳樹】
フタバガキ科の常緑大高木。高さ50メートルに達する。葉は厚く、楕円形。花は白色で芳香があり、球形で翼がある実を結ぶ。材に竜脳を含み、濃赤色で堅く、マホガニーの代用にする。ボルネオ・スマトラなどに分布。
竜(りゅう)の雲(くも)を得(う)る如(ごと)し
竜が雲を得て天に昇るように、英雄豪傑などが機を得て盛んに活躍するさまをたとえていう。竜に雲。
りゅう‐の‐たま【竜の玉】
ジャノヒゲの実。丸く、青紫色で、冬にできる。《季 冬》
りゅう‐の‐はし【竜の橋】
《Zmajski most》スロベニアの首都リュブリャーナを流れるリュブリャニツァ川に架かる、フランツ=ヨーゼフ1世橋の通称。ボードニコフ広場の北東に位置する。通称は、欄干に市の象徴である四つの...
りゅう‐の‐ひげ【竜の鬚】
ジャノヒゲの別名。《季 花=夏 実=冬》「—の花いとほしめ庭男/梓月」
竜(りゅう)の鬚(ひげ)を蟻(あり)が狙(ねら)う
弱者が身の程を考えずに強者に立ち向かうことのたとえ。蟷螂(とうろう)の斧(おの)。