るり【瑠璃/琉璃】
1 《(梵)vaiḍūryaの音写「吠瑠璃(べいるり)」の略》七宝の一。青色の美しい宝石。赤・緑・紺・紫色などもあるという。 2 ラピスラズリのこと。 3 「瑠璃色」の略。 4 青い羽色のオオル...
るり‐いろ【瑠璃色】
1 紫色を帯びた濃い青色。 2 襲(かさね)の色目の名。濃い浅葱(あさぎ)色。
るり‐かけす【瑠璃懸巣】
カラス科の鳥。全長38センチくらい。頭・翼・尾が瑠璃色のほかは栗色。奄美(あまみ)大島と徳之島にのみ分布し、天然記念物。
るり‐かんのん【瑠璃観音】
三十三観音の一。水上に浮かぶ蓮華(れんげ)に乗り、手に香炉を持つ姿をとる。
るり‐がい【瑠璃貝】
アサガオガイ科の巻き貝。貝殻は紫色で球状、殻口が広く、殻高約2センチ。海面を浮遊しながらクラゲ類を食う。
るり‐がわら【瑠璃瓦】
瑠璃色の釉(うわぐすり)を施した瓦。
るり‐けい【琉璃渓】
京都府中西部、南丹(なんたん)市園部町にある渓谷。大堰(おおい)川支流の園部(そのべ)川上流部の景勝地。約4キロメートルにわたって奇岩・怪岩、深い淵が続く。渓谷の最上部は標高が500メートルを超...
るりこう‐にょらい【瑠璃光如来】
《「薬師瑠璃光如来」の略》「薬師如来」に同じ。
るり‐こん【瑠璃紺】
光沢のある紫がかった紺色の瑠璃。また、その色。紺瑠璃。
るり‐しじみ【瑠璃小灰蝶】
シジミチョウ科のチョウ。翅(はね)の開張3センチくらい。翅は青藍色で、前翅は雄では外縁がやや黒っぽく、雌では側縁に黒帯がある。裏面は灰白色に黒点が散在。幼虫はフジ・クズなどのつぼみを食う。