かお‐ぞろい【顔揃い】
1 集まるべき人がそろうこと。「授業が済んで職員室が—になったところへ」〈啄木・葉書〉 2 知名の人がそろって出席すること。
かぎろい【陽炎】
1 かげろう。「—のもゆる荒野に白たへの天領巾(あまひれ)隠り」〈万・二一〇〉 2 夜明け方の光。「東(ひむがし)の野に—の立つ見えてかへり見すれば月かたぶきぬ」〈万・四八〉
か‐ぐろ・い【か黒い】
[形][文]かぐろ・し[ク]くろぐろとしている。くろい。「帽子から—・い髪がのぞく」
かけ‐よろい【挂甲】
1 ⇒けいこう(挂甲) 2 絹布に墨・漆などを塗って作った礼装用の鎧。武官が儀式に着用した。うちかけよろい。
肩身(かたみ)が広(ひろ)・い
世間に対して面目が立ち、得意である。「兄が賞をとって弟の私まで—・い」
かみ‐おしろい【紙白粉】
薄紙に練りおしろいを付着させて乾かしたもの。携帯して化粧直しに使う。おしろいがみ。
かろ・い【軽い】
[形][文]かろ・し[ク]「かるい」に同じ。「馴染みの家をぐるぐる回って歩いているうちには、背中の荷が段々—・くなって」〈漱石・門〉 「御心のすこし—・くおはします」〈大鏡・兼家〉
きいろ・い【黄色い】
[形]黄色である。黄色をしている。「—・い花」
きちや‐おしろい【吉弥白粉】
上村吉弥が京都四条通りの高瀬川橋詰めで売り出したおしろい。
きょう‐おしろい【京白粉】
近世、京都で作られた上等なおしろい。