ろく・する【勒する】
[動サ変][文]ろく・す[サ変] 1 ととのえる。統御する。「部下の兵を—・するとすぐに」〈中島敦・李陵〉 2 彫る。刻む。また、書きとどめる。「大石に労績を—・せらるるの人」〈中村訳・西国立志編〉
ろく・する【録する】
[動サ変][文]ろく・す[サ変]書きとどめる。記録する。「先達の業績を—・する」
ろく‐せいけい【六正刑】
武家時代に行われた六種の刑。禁獄・追放・流罪・斬罪(ざんざい)・梟首(きょうしゅ)・磔(はりつけ)。
ろく‐せにち【六施日】
⇒六斎日(ろくさいにち)
ろくせんどのあい【六〇〇〇度の愛】
鹿島田真希の長編小説。長崎を舞台に、日常から逃げ出した主婦とロシア人青年との恋愛を描く。平成17年(2005)刊行。同年、第18回三島由紀夫賞受賞。
ろく‐そう【六窓】
仏語。六根を六つの窓にたとえていう語。
ろく‐そく【六即】
天台宗で、究極の悟りに至る六段階。理即・名字即・観行即・相似即・分真即・究竟即。
ろく‐そっぽう【陸そっぽう/碌そっぽう】
《近世江戸語》 [形動]あとに打消しの語を伴って、満足な状態でないさまを表す。ろくな。「どうで—な事はねえはずだ」〈滑・浮世風呂・二〉 [副]「ろくすっぽ」に同じ。「—およぎも知らねえで」〈...
ろくぞう‐ろっぷ【六臓六腑】
東洋医学で、五臓六腑に心包を加えたもの。心包は心臓を包む膜で、心臓を保護し動かす働きをもつとされるが、実際に臓器として存在するものではない。 [補説]六臓は肝・心・脾(ひ)・肺・腎(じん)・心包...
ろく‐ぞく【六賊】
仏語。煩悩を起こさせるもとになる六根のこと。六盗。