もののほんしつについて【物の本質について】
《原題、(ラテン)De Rerum Natura》ローマの哲学詩人ルクレティウスによる教訓詩。紀元前1世紀頃の作。エピクロス派の原子論、唯物論に基づく世界観を叙述した哲学的長詩。
もくしろく【黙示録】
1 新約聖書の最後の一書。95年ごろローマの迫害下にある小アジアの諸教会のキリスト教徒に激励と警告を与えるために書かれた文書。この世の終末と最後の審判、キリストの再臨と神の国の到来、信仰者の勝利...
モネンバシア【Monemvasia/Μονεμβασία】
ギリシャ、ペロポネソス半島南東端にある町。旧市街は断崖に囲まれた小島に築かれ、新市街がある本土と1本の橋で結ばれる。6世紀に東ローマ帝国により要塞化され、海上交易の中継地として発展した。ベネチア...
メルシン【Mersin】
トルコ南部、地中海に面する港湾都市。同国南部の代表的な工業地帯であり、小麦、綿、羊毛などの農産物やクロム鉱を輸出する。古代ローマ時代よりキリキア地方の主要港として栄えた。メルスィン。 [補説]1...
メリッサ【Melissa】
ドッソ=ドッシの絵画。カンバスに油彩。縦170センチ、横172センチ。アリオストの叙事詩「狂乱のオルランド」に登場する魔女メリッサを描いたとされる。ギリシャ神話に出てくるキルケという魔女を描いて...
メリリャ【Melilla】
北アフリカ、地中海に面するスペイン領の港湾都市。モロッコ北端のトロワフルシェ岬に位置する飛び地。フェニキア人によって建設され、カルタゴ、ローマの支配を経て、8世紀にイスラム教徒に征服された。15...
メルクリウス【(ラテン)Mercurius】
ローマ神話で、商業の神。→ヘルメス
みんぞく‐だいいどう【民族大移動】
《(ドイツ)Völkerwanderung》4〜6世紀、ヨーロッパで起こったゲルマン人の大移動。4世紀末、フン族の西進が東ゲルマンの東ゴート・西ゴートを圧迫して南下させたのに始まる。東ゲルマン人...
ミレトス【Milētos/Μίλητος】
小アジアにあったイオニア人の都市国家。トルコ西部、メンデレス川の河口付近に位置し、エーゲ海に面する港があったが、現在は土砂の堆積により約15キロメートル内陸に位置する。紀元前7世紀以降、黒海沿岸...
モロ‐きょうかい【モロ教会】
《Molo Church》フィリピン中央部、ビサヤ諸島最西端のパナイ島の都市イロイロにあるローマカトリックの教会。1831年に建造。同国では珍しいゴシック様式。赤い屋根の二つの鐘楼をもち、外壁に...