たい‐れい【頽齢】
心身の能力が衰えてしまうほどの高齢。老齢。「世田ケ谷の老人も亦—を云いわけにして出て来なかった」〈荷風・つゆのあとさき〉
せんかく‐しゃ【先覚者】
人々より先に物事の道理や時代の流れの変化を見抜き、事を行った人。くさわけ。
せき‐わき【関脇】
「せきわけ」に同じ。「鳥羽の牛松前頭、—はね石松の介ずしりずしりとゆるぎ出で」〈浄・井筒業平〉
差異(しゃい)もな・し
たあいもない。らちもない。わけもない。「—・き夢の気がかり」〈浄・島原蛙合戦〉
しょう‐ぼく【焦墨】
膠気(にかわけ)のない枯れた墨。これで書くと筆のかすれを生じる。また、その技法。乾墨。
しょ‐くち【諸口】
1 いろいろの項目・口座。 2 簿記で、仕訳(しわけ)をするときに借方または貸方の勘定科目が二つ以上になっていること。
しょう‐べつ【小別】
[名](スル)全体を小さく分けること。また、分けたもの。細別。こわけ。「種類ごとに—する」⇔大別。
じょう‐ほ【譲歩】
[名](スル)《他の人に道を譲るの意から》自分の意見や主張を押さえて相手の意向に従ったり妥協したりすること。「—を求める」「価格をもうこれ以上—するわけにはいかない」
しゅ‐しょう【殊勝】
[形動][文][ナリ] 1 とりわけすぐれているさま。格別。「相談したれど別に—なる分別も出でず」〈露伴・五重塔〉 2 心がけや行動などが感心なさま。けなげであるさま。「親に心配をかけまいとする...
しら‐たえ【白妙/白栲】
「しろたえ」に同じ。「仏すらみかどかしこみ—の波かきわけて来ませるものを」〈日本紀竟宴和歌〉