わな‐むすび【輪奈結び】
ひもの一端を輪にして、引けば締まるように結ぶこと。「妻ゆゑ我も首しめくくる—」〈浄・天の網島〉
わ‐なり【輪形】
輪のような形。輪状。
わな‐わな
[副](スル)激しい怒り・恐れ・寒さなどでからだが小刻みにふるえるさま。ぶるぶる。「—(と)身をふるわせる」「怒りに唇を—させる」
わなん【和南】
《(梵)vandanaの音写》目上の人に敬意を表してその安否を尋ねる語で、口に唱えながら、深く首をたれて礼をすること。礼拝。敬礼。稽首(けいしゅ)。「—して退けば」〈浮・近代艶隠者〉
わに【鰐】
1 ワニ目の爬虫(はちゅう)類の総称。大形のものは全長7メートルに達し、胴がやや平たく、尾が強大。体表は硬い鱗板(りんばん)で覆われ、吻(ふん)は長く伸び、大きく鋭い歯が並ぶ。瞳孔は縦長。水中生...
わに‐あし【鰐足】
歩くときに、つま先またはかかとが、普通以上に外側に向くこと。つま先が外側に向くのを「外鰐」、その反対を「内鰐」という。
わに‐がめ【鰐亀】
カメ目カミツキガメ科のカメ。甲長約40〜80センチ。背甲によく目立つ3本の隆起線がある。頭は大きく、あごの力が強い。米国南東部の淡水に分布。
わに‐がわ【鰐皮】
ワニの皮。黒茶色で光沢があり、じょうぶで軽い。かばん・ベルトなどの材料。
わに‐ぐち【鰐口】
1 神社仏閣の堂前に、布を編んだ太い綱とともにつるしてある円形の大きな鈴。中空で下方に横長の裂け目がある。参詣者が綱を振って打ち鳴らす。 2 人の横に広い口をあざけっていう語。「頭の禿げ上がった...
わに‐ざめ【鰐鮫】
1 性質の荒々しいサメ。 2 「鰐(わに)2」に同じ。「鯱(しゃちほこ)をはじめ—そのほか追っかけ来たり」〈咄・無事志有意〉