わけ‐しらず【訳知らず】
人情の機微や色恋のことに通じないこと。また、その人。やぼ。無粋(ぶすい)。「さてもさても衆道の—め」〈浮・五人女・五〉
わけ‐しり【訳知り/分け知り】
1 遊里の事情によく通じていること。また、その人。粋人。通人。 2 物事の事情を心得ていること。また、その人。「—顔にものを言う」
わけ‐て【分けて/別けて】
[副]とりわけ。特に。格別。わきて。「どの季節も好きだが、中でも—秋がいい」
わけて‐も【分けても】
[副]「わけて」を強めた言い方。「兄弟でよく遊ぶが、—弟と気が合う」
わけ‐どり【分け取り】
[名](スル)分け合って取ること。「大皿から料理を—する」
わけ‐な・い【訳無い】
[形][文]わけな・し[ク] 1 簡単である。めんどうなことがない。「問題を—・く解いてみせる」 2 たわいない。「所体(しょてい)つくるも町風に、—・き夜半の松の風、裾吹き返し」〈浄・寿の門松〉
わけ‐なし【訳無し】
[名・形動] 1 簡単であること。たやすいこと。また、そのさま。「さかだちくらい僕には—だ」 2 道理がわかっていないこと。筋が通っていないこと。また、そのさま。「なんでわらうのかまるで—なり」...
訳(わけ)は無(な)・い
⇒訳が無い
わけ‐へだて【分け隔て/別け隔て】
[名](スル)相手によって扱い方に差別をつけること。「どの子も—しないで育てる」
わけ‐まえ【分け前】
各自に分けて与えられる分。割り前。取り前。「—にあずかる」