きょく‐れい【曲領】
古代、武官の礼服(らいふく)の付属具。首を通して肩に当て、その上に裲襠(うちかけ)を着た。
きんちゃく‐あみ【巾着網】
巻き網の一。大きな帯状の網の裾(すそ)に締め綱を通してあり、魚群を取り巻いたあと、巾着のように下方を締めて捕る。イワシ・サバ・カツオなどに用いる。
ぎょ‐しん【魚信】
釣りで、魚が餌に食いついた動きが浮きや糸・竿を通して伝わってくること。当たり。
クオレ【(イタリア)Il Cuore】
《心・愛情の意》イタリアの小説家デ=アミーチスの児童小説。1886年刊。12歳の少年エンリコの学校生活を、1年間の日記を通してつづったもの。邦訳名「愛の学校」。クオーレ。 [補説]作中にある先生...
くくり‐ばかま【括り袴】
裾口にひもを通してくくり、すぼめた袴。指貫・狩袴など。「其の身は玉だすきをあげて—利根(りこん)に、烏帽子(えぼし)をかしげに被(かづ)き」〈浮・永代蔵・四〉
くだ【管/筟】
1 細長い円筒形で中が空洞になっているもの。「—を通して水を送る」 2 機(はた)の横糸を巻いて杼(ひ)に入れる道具。 3 糸繰り車の紡錘(つむ)に差して糸を巻きつける軸。 4 「管狐(くだぎつ...
くだ‐たま【管玉】
弥生時代から古墳時代にかけて用いられた装飾用の玉の一種。碧玉(へきぎょく)製で円筒の細長い玉。長さ1〜5センチ。穴に糸を通して多数つなぎ、主に首飾りにする。
くだ‐のれん【管暖簾】
適当な長さに切った細い竹やガラス管に糸を通して作った暖簾。
くりじめ‐の‐かん【繰締の鐶】
鎧(よろい)や具足の胴の下端背部に取り付けた金属製の輪。繰締の緒を通して締める。
くり‐ど【繰(り)戸】
雨戸など、1本の溝を通して戸袋から順に1枚ずつ出し入れする戸。