チロシン【tyrosine】
アミノ酸の一。たんぱく質に含まれ、たんぱく質特有の呈色反応はこれによる。生体内ではフェニルアラニンから生成され、メラニンやアドレナリンなどの原料となる。
ドーパミン【dopamine】
生体内で合成されるアドレナリン・ノルアドレナリンの前駆物質。チロシンからドーパを経て生成される。それ自体で中枢神経伝達物質としても働く。
ノルアドレナリン【noradrenaline】
副腎髄質(ふくじんずいしつ)や交感神経末端から放出される物質。アドレナリンの前駆体で、神経伝達物質として働き、末梢血管を収縮させ、血圧を上昇させる。ノルエピネフリン。
ふく‐じん【副腎】
左右の腎臓の上に接して1個ずつある内分泌器官。内側の髄質と外側の皮質とからなり、髄質からアドレナリンを、皮質から副腎皮質ホルモンを分泌する。腎上体。
ふくじん‐ずいしつ【副腎髄質】
副腎の内部にある赤褐色の軟らかい組織。アドレナリン・ノルアドレナリンを生成、分泌する。
ふくじんずいしつ‐ホルモン【副腎髄質ホルモン】
副腎髄質から分泌されるホルモン。アドレナリン(エピネフリン)・ノルアドレナリン(ノルエピネフリン)の2種があり、その前駆物質であるドーパやドーパミンなどのカテコールアミンを含めていうこともある。
ミアンセリン【mianserin】
四環系抗鬱薬の一つ。神経伝達物質ノルアドレナリンの放出を促進し、抑鬱状態を改善する。
モノアミン【monoamine】
アミノ基を1個含む分子。ドーパミン・セロトニン・ノルアドレナリン・アドレナリンなどの生理活性物質がある。