アンチロマン【(フランス)antiroman】
《反小説の意》1950年代、フランスに興った、伝統的手法を退け前衛的な手法を試みた小説。→ヌーボーロマン
あん‐ちん【安鎮】
国や家などが平穏無事であること。また、平穏にすること。「天下—の法をぞ行はれける」〈太平記・一二〉
あんちん‐きよひめ【安珍清姫】
紀州道成寺(どうじょうじ)に伝わる伝説。紀伊牟婁(むろ)の清姫が、自宅に泊まった僧安珍に恋慕し、大蛇に化身して後を追い、道成寺の鐘の中に隠れた安珍を焼き殺す物語。謡曲・浄瑠璃などの題材。
あんちん‐ほう【安鎮法】
密教で、不動明王を本尊とし、御所など新築の際にその安穏を祈り、また鎮護国家の祈願のために修する秘法。鎮宅法。安鎮国家の法。
あんちん‐まんだら【安鎮曼荼羅】
安鎮法に用いる曼荼羅。3種あり、その一つである不動安鎮曼荼羅は、中央に二臂(にひ)黄色の不動明王、周囲に四臂(しひ)青色の不動明王、八方に天神を描いたもの。
アンチーブ【Antibes】
フランス南東部、アルプ‐マリチーム県、地中海のコートダジュールに面する観光保養都市。花卉(かき)生産が盛ん。古代ローマ時代の遺跡や、現在ピカソ美術館になっているグリマルディ城がある。アンティーブ。
アンチーム【(フランス)intime】
[形動]《「アンティーム」とも》くつろいでいるさま。親しいさま。